えむぐらし

株式会社ABC

チンチラの多頭飼い(2匹一緒に飼育)に挑戦

もともと我が家では1匹のチンチラと1匹のうさぎ。5匹のヒョウモントカゲモドキ達と共に暮らしていました。(徐々に増えていく動物園状態)

多頭飼いの失敗体験談

2匹目のチンチラとの出会い

この度、訳あってある日突然2匹目のチンチラがお家に来ることになりました。

というのも、その日は念願の2回目 名古屋の爬虫類イベントにレオパを見に行っていました。

お目当ての可愛いヒョウモンちゃんを見つけ、連れて帰ろうとした時たまたまいた小動物屋さんのチンチラにこんにちは。

雑談をしているとうちの大きなチンチラハウスには2〜3匹用のスペースがあるから大きすぎる。1匹で飼うのは可哀想だ。と言われてしまい衝撃…。

「たしかに同じチンチラ同士の姉妹がいたほうが、ふーちゃんにとって嬉しいだろうし 寂しくないのかなぁ」と真剣に考えてしまいました。

相性もあることは百も承知ですが、チンチラは本来群れで暮らす動物。

私自身姉と仲良く大事な存在であることや、昔飼っていたインコはお互い言葉の通じるインコ同士でずっとおしゃべりしており、後から来た子にすぐ駆け寄って過保護なくらい世話焼していた思い出などから、きっと本当は友達がいたほうが幸せなのではと思いました。

飼育の手間やかかる費用・お互いの相性・場所や今後のこと・・・。

多頭飼いを決意

悩んだ末、多頭飼いに挑戦してみよう!もし喧嘩してしまったら分けて飼おう!と決めました。

しかし…

その後、問題はすぐに現れたのでした。

帰宅後、さっそく箱から出してゆっくりと対面させようとすると、新米のチンチラは緊張するどころか、全くものおじせずに先住のチンチラケージに入っていくのです。そしてすぐに砂の入ったハウスを見つけてダイブしていきました。笑

匂いのたくさんついた家なのに気にせず、かじり木も勝手に使用。。

1秒で我が家にしたとでも言っている勢いでした。

肝の座った新米チンチラは目の前のお部屋以外は無関心。一方、先住チンチラは戸惑いを隠せず警戒しながら上段の自分のハウスに隠れて見ていました。

その後、先住チンチラが覗きにいく形で砂浴びハウスで初顔合わせしたものの、お互い威嚇しながら荒々しくせまり、口を開けながら怒り「ブゥブゥ」を鳴き声を立てました。

そんな様子を見て

止めに入り、声をかけ、2匹を引き離すしかありませんでした。

失敗から生まれた後悔と反省

チンチラ同士では攻撃的な姿勢を見せつつも、人の手には優しい顔でおとなしく反応する姿を見て。想像とはるかにかけ離れた現実に、ショックと申し訳なさで2匹に鳴きながら謝っていました。

そもそも最初は 今いる1匹の子のためを思い、新しい子の幸せな未来を思い、決心して連れてきたはずなのに。

それどころかお互いにとって本当に嫌なことをしてしまったこと。そんなのは人間のエゴで、きっとおじさんも売りたかっただけ。私はそれを鵜呑みにして都合よく解釈してしまったのではないか。

結果は全て余計なお世話だったのだとわかりました。

もうしょうがないということは分かっていても、考えただけで息が詰まりそうでした。

そして、鳴き散らかしながらその後にしたことは、2匹を別々で飼う環境をしっかり整えること。

部屋の掃除と配置換え、ケージや飼育用品の全てを改めて用意し、まずは隣で暮らしてもらうこと。

よく考えればあたりまえです。いきなり知らない人が挨拶もなしに入ってきたら誰でも嫌でしょう。

少ない情報ながらも調べてみると、別飼育をしながら徐々にステップを踏んで慣らす方法がありました。

多頭飼いまでの正しいステップ(やり方)

  1. まずは隣で別々に飼育します
  2. 1匹の部屋んぽをさせるとき、ケージの1枚の柵越しに顔合わせする
  3. 2を何度も繰り返しながら交流を増やして、時間をかけて匂いを嗅がせる
  4. お互いの匂いを嗅ぎ合うようになって、慣れてきたらやっと対面させます

さいごに


私の知識不足により今回は申し訳ない大失敗をした。

これから第1歩。挽回できるよう新しい挑戦を続けていく。

皆さんはどうか、私と同じ失敗を犯さないでほしい。多頭飼いにはこんなリスクと事態があるということを頭に入れておいてほしい。

どうかこれらを一人でも多くの人に伝えるべきだと思い、発信することにしました。